プライベート性の高い中庭を持つ住宅。本屋と離れがある構成とし、離れは客人をもてなすための空間となっている。離れから中庭に沿って流れるように本屋へと入り、奥へ行くほどプライベート性が明確になる。本屋のリビングは中庭とつながり、内外部を連続的にしている。家族で経営するサービス業で地域と濃厚なつながりを持ち続ける施主にとって、中庭は周囲の喧騒から一旦離れられる場となっている。